何か吹っ切れたようが気がしております
昨日も、ありがとうございました。
その際も申し上げましたが、本当に昨日を境に、何か吹っ切れたようが気がしております。
お暇して駅に向かう道々、空は高く青く、白い雲が浮いて、日差しは暖かく、公園の木々が
様々な色に紅葉していて、そんな中を足取り軽く歩いて行くということが、とてもうれしく
幸せなことに思えました。
昨日は、電車に乗ることも、義母の話し相手をすることも
全く苦にならず、以前の私に戻ることができました。
先生に、昨日の笑顔が、これまでと違うと言われたことが、きっかけかもしれません。
うれしかったのですが、一方で、これまでどんな笑顔で先生とお話していたのかと思うと
ちょっとぞっとしてしまいました。きっと、心の重さが表れている顔だったのでしょうね。
今日も、とても快調です。何やっても、その速さや効率、意欲がこれまでと段違いで、我ながら
びっくり!です。
本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
U.I様(70代女性)
お悩み | 突発的な気分の落ち込み |
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ご利用コース | 総合療術コース |
施術回数 | 5回 |
- 院長よりひと言
- 6回目の施術を終えた翌日にお送り頂いたメールの文章を許可を得た上で転載させていただきました。当院で施術を始めてからちょうど2ヶ月が経過していました。この間に、自律神経を圧迫していた後頚部の固着や呼吸機能を司る横隔膜の固着を取り除き、骨盤の歪みを矯正し、さらにメンタル面へのアプローチも何度かおこなわせて頂きました。
U.I.様の場合は気分が落ち込んでしまった原因が明確でしたが、短期間で整理できる出来事ではなく、さらに、長年続けてきた生活スタイルを同じタイミングで大きく変えることとなり、これまでに経験したことがないような境遇に置かれていました。そんな中、病院では改善に至ることがなく、処方された薬の副作用にも悩まされる状態でした。
こうしたケースでは一般的には心理的アプローチが主となり、時には精神論が語られることで本人が不要な責任を背負い込んで自己嫌悪感や自己否定感に捉われてしまうことがありますが、当院の21年間の臨床経験から推察できることは、心理的なショックやストレスは身体に緊張を生み出し細胞記憶として長期的に脳や筋肉組織や膜組織に定着するということです。
この場合には、脳や筋肉や膜組織に刻まれた記憶によって感情や思考が負の方向に引っ張られるということが起こります。しかしそれが分からないのでどうしても精神論になりがちで、負の連鎖が繰り返されることになります。
そのため、心理的なアプローチと同時に身体的なアプローチをすることで、脳や筋肉や膜組織に刻まれた記憶によって感情や思考が負の方向に引っ張られることを阻止する必要があるのですが、U.I.様の場合は後頚部や横隔膜に過剰な緊張(固着)が現れていましたので、その緊張を取り除くための施術をおこないました。
4回目の施術で後頚部の過剰な緊張(固着)が緩んだ実感がありましたが、その辺りからご本人の気分の変化が安定し始めており、6回目の施術を終えた後には以前の自分らしい行動ができるようになってきたということで、次回施術までの期間を空けて様子を見ることになりました。
一端解放された緊張(固着)が何の理由もなく同じ状態で再発することはあまりないですので、同じ症状が戻ってくることは恐らくないと思われます。ただ、日々の生活の中では気分の浮き沈みが起こるのは普通のことで、目標がない状況で同じモチベーションを続けるというのは困難なものです。
そこで一つの考え方としてご提案しているは、自然界が陰と陽の組み合わせによってバランスが保たれているように、人の気分にも陰陽があり、陰がある事で陽が引き立ち、その逆もまた然りであるということを受け入れることです。
何でも一様に元気でモチベーションが高い方が良いと思われがちですが、そんなことは不可能でしょう。振幅の差はあるにしても、誰もが陰と陽の間を揺れ動いています。それを他人と比べると「自分は揺れが激しいから異常だ」となってしまいますが、そんなことは決してありません。
他人と比べることは自分にとって意味が無いということを知って頂いて、自分なりの“中庸”を選択できるようになれば良いのではないかと思います。
東洋医学とスポーツ医学(西洋医学)を融合したホリスティックな見方を特徴として、身体的・心理的・気的にお客様の症状・目的に合わせた施術をご提供して、辛い症状の根本原因をしっかりと改善します。